第1章

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   「…岳、ちゃん?」  何の反応もない俺に安心したのか、  苦笑いで見上げて来やがる阿呆野郎。  「…てめえはいつまで待たせりゃ   気が済むんじゃ、このボケェッ!」  「ごっごめんなさいぃぃ!!」  周りの人が一斉に  こっちに視線を向ける。  その真ん中で立っているのが俺。  俺のすぐ側でぶつぶつ  半べそかいてんのが悠斗。  親友。  
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