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やっと俺たちは、歩き出す。
鬱陶しい人ゴミを掻き分けながら。
「だってなあ、シャワ-がな、
壊れてん…今日に限ってな、
シャワ-が壊れてん…っ」
まだぶつぶつ言ってやがる。笑
「文句あんのけ?」
「ないですないですっ!」
首ブンブン振って…こいつ…
ほんまに男やろか?笑
毎回同じ台詞を交わしながら
俺たちは夜の街へ踏み入れる。
夜を知らない、この街へ。
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