第1章

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   行き先なんて決めてへん。  好きなように歩いて  好きな店に入って  好きな事して  好きな時に帰る。  この街はいつでも起きとるから。  「なあ岳ちゃん、僕お腹すいた!   なんか食べようや、僕奢るから♪」  そう言われてみれば  俺の腹の虫も鳴いてる。  「当たり前や、全額奢れ。」  そう言い放って俺は  一足先に近くのマックに入った。  
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