第2章

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   「………悠斗?」  「んー?」  目の前にはチーズバーガーを  頬張る幸せそうな悠斗。  「…お前ほんましばくぞ?」  「………え…?」  「俺てりやき言うたやろ!   誰がビッグマック頼め言うたっ!」  幸せな悠斗の時間、崩壊。  「ちゃちゃちゃちゃうやんかっ!   僕てりやき言うたもんっ、   絶対てりやき言うたもんっ!   ほら、レシ-ト見てみっ!」  悠斗に差し出されたレシ-トには  確かに“てりやき”と記してあった。  店員ミスかよ。  ただでさえこいつの遅刻で  イラついてんのにこれ以上  イラつかせんなや。  俺は、近くのテ-ブルを拭いていた  店員に声を掛けた。  
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