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《今までの話はわかったよ😃》
《でも、どうして君はそんなこと知ってるの?》
白馬は答える前に質問した。
《お前の名前は?》
【天馬】は不思議そうな顔をして答えた。
《俺?俺は【火野 天馬】》
《…………火…野…………》
白馬は何かを言いかけた後、納得したように質問に答えた。
《さっきの質問だが、俺も初めから知っていたわけじゃない。》
《昔ある人間がお前と…いや、【天馬】と同じ能力を持っていた。》
《俺はそいつからこの能力の話を聞いたんだ。》
【天馬】は聞いた。
《能力?》
白馬は答える。
《そうだ。》
《ただ純粋なだけでは心を読むことはできない。》
《純粋で能力があればこそできることなんだ。》
【天馬】は能力と言われても実感がわかなかった。
そして【天馬】はまた質問する。
《昔俺と同じ能力持ってた人って誰なの?》
《それは…お》
白馬が話をしようとした時
《天馬‼‼‼‼》
大きな声で誰かが呼んだ。
【天馬】は、はっ‼として前を向く。
そこはもう【天馬】の住んでいる牧場だったのだ。
そして【天馬】の父が立っていた。
父は【天馬】がいなくなったことに気付きずっと捜していたのであった。
【天馬】は白馬の背中から飛び降り、父に向かって走って行った。
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