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手術から三日後、【楓香】は目を覚ます。
【楓香】は目の前の違和感に傷つく。
左半分しか見えない。
今度は身体の違和感に気付く。
顔の右側が痛い。頭もいたい。
【楓香】はわけがわからなかった。
そこに医者と話を終えた父がやってきた。
《【楓香】‼…》
《目が覚めたか?》
《どこか痛いか?》
父のいきなりの大声にビックリしながらも【楓香】は答えた。
《今おきたよ😃》
《あたまと、おかおが痛いよぉ😢》
《私どうしたの?》
父は三日前の話を包み隠さず話た。
【楓香】は最初は驚いた表情を見せたが、すぐり状態を理解し、信じられない一言を口にする。
《その、おうまさんどうなったの?》
《【楓香】を怪我させて怒られたりしてない?》
父は驚いた。
自分の怪我より怪我させた馬の心配をするのだから。
ここで嘘を付いてもすぐにバレる。
【楓香】は嘘が大嫌いなのを父は知っていた。
父は正直に答えた。
《【楓香】に怪我させた馬は、牧場長の判断で殺される事になった。》
それを聞いた【楓香】は今までにない怒り方をした。
《どうしてあのおうまさんが殺されなきゃいけないの?》
《悪いことしたのは【楓香】なんだよ‼》
《殺されるなら【楓香】でしょ‼》
泣きながら続ける。
《それにあのおうまさんの子供はどうなるの?》
《お母さんいないなんて可哀相だよ😢》
父はその言葉で、娘が自分を怪我させた馬を庇う理由がわかった。
そして父は言った。
《わかった。》
《馬の事はお父さんがちゃんと助けるから、【楓香】は気にしないで怪我早く治しなさい》
《本当?》
【楓香】が聞く。
《ああ、本当だよ😃》
父が笑って答える。
《約束だよ‼》
そう言って【楓香】は小指を突き出す。
《わかった😃約束する😃》
父も小指を突き出す。
《ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんの~ます。ゆびきった》
こうしてあの母馬は助かったのである。
しかしこのあと【楓香】に辛い現実が突き付けられる…
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