袋とじ

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尾「さて、今日も会議を始めるとしよう」 鷹「なあ今日バレンタインじゃないか。会議の前に各自の成果を発表しないか?」 火「何言ってやがる。少しは空気読めよ」 樹「まあまあ、面白そうだ。いいんじゃないか」 三「尾々井、どうする?」 尾「いいだろう。やろうではないか、だが誰から発表する?」 紙「モテそうな奈南川からにしようぜ」 奈「ちょ、俺からかよ…まあいい、俺は九つだ。たぶん義理だろうがな同じ部署の女性ばかりだったから」 尾「以後、次の指名は発表した者に決めてもらうとしよう、奈南川指名しろ」 奈「じゃあ紙村、お前はどうだ?」 紙「俺は7つだったよ。人事には割と女性いたからな。次は三堂に渡すよ」 三(この馬面に負けたのか!なんか人間として屈辱だ)「私は6つだ。じゃあ次は鷹橋にするか」 鷹「俺の部署は人数少ないから2個しか無かったよあっはっは、次は尾々井よろしく」 尾「私は5個だ。名前は尾々井だが数は多くなかったな。はははは」 一同「…………」 尾(滑った…虚しい…)「次、樹田」 樹「私は3個だ、文句あるか。次、火口」 火(くそっ遂に来てしまった!言い訳を考えねば)「俺の部署今日は運悪く女がほとんど休んでよ、まあ仕方ないわな」 奈「そんな事はどうでもいい。何個だ?」 火(奈南川めハンサムだからっていい気になりやがって)「0だよ。仕方ねぇだろ!」 紙「今、新技術開発室に聞いてみたが休んだ奴なんていないぞ。火口」 火(こいつ!いちいち調べたのか。嫌な奴)「ああ、そうだよどうせ俺はモテねぇよ!だからどうした!俺にはノ…いや何でもない」 火(危ねぇ、危うく口が滑るとこだった) 尾「これで全員だな。五時になったから解散!」 三「いや、何か忘れている気が…」 樹「そうだ、葉鳥だ!あれ?いない…」 鷹「いじけて帰ったんじゃないか?」 尾「そうだな、まあ葉鳥だしいいか」 奈「今日は麻雀でもしてくか?」 火「よっしゃあ!怨みは十倍返しにしてやるぜ」 三「それなら早く行こう。あそこの雀荘そろそろ混み始める頃だ」 紙「葉鳥は呼ぶか?」 一同「ほっとけ」   Fin
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