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「凛~飯どうする?」
「.....................」
「凛ってば」
「.....................」
「んだよ...何怒ってんの?」
─プツン
「さっきまでの流れで私が何に怒ってんのかわかんない訳?」
「お前今日休みだったじゃん!!俺仕事して帰ってきたのに」
「具合悪いの、ストレスで。誰かサンが拵えた借金のお陰でね」
「好きで借金背負った訳じゃねーよ!!」
「定職につかないで遊び歩いてた結果でしょ。自業自得」
「何だよそれ...」
「もっと言って欲しい?お父サンが家賃払ってくれてるのを良いコトにだらだらしてたからでしょ?」
「意味わかんね...」
「頭悪...。具合悪い中ここまで説明してやってんのにわかんないんだ」
「うるせぇよ、黙ってろ」
「テメーが黙れ、使えねぇ奴に文句言われる筋合いねーんだよ!!使えねぇなりにさっさと稼いで来いっての!!」
段々と、売り言葉に買い言葉になっていき、ケンカも勢いを増す。
また荒れ始めていた私は、「男」には酷い言葉を平気で浴びせるようになっていた。
「...ならもういいよ!!」
おにぃが叫ぶように言った。
そしてバッと立ち上がり。
次の瞬間。
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