爆弾処理班

今夜、コンパやるので１人よろしくだってさ。この一言で場の雰囲気が変わった。すぐにゲームを止め、会議が開催された。
さて、誰がやる？全員無言、やりたくないからである。しかし、これを決めない訳にはいかない。我々はまだ時間もあるので３人麻雀で決めることにした。
怨みっこなしである。ドベがやることになる。
麻雀をしながら会話が続く…
「しかし、毎回コンパをすると爆弾女がいるなぁ」
我々の思考を麻雀に集中させない作戦である。
「なんでだろうね？」
「やっぱり、引き立て役かな？」
「だろうね！」
俺は麻雀に集中できず負けた……。
爆弾女……場の空気が読めない、わがまま、自分かって、可愛くない、などあげれば限りがない者。
コンパを楽しくするには、爆弾女を処理しなくてはならないのである。
この任務はかなり重要なので失敗は許されない！
俺は今回のコンパでは良い事は何一つ無いだろう…
重い足取りの中、コンパ会場に向かうのである。