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「桃太郎」
昔…昔…
あるところに
おじいさんと
おばあさんが
死んでいました
おじいさんは
競馬で作った借金を苦に
首を吊り
おばあさんは
階段から足を滑らせて
頭を強打し亡くなりました
やがて川から
大きな大きな桃が流れてきました
どんぶらこ…
どんぶらこ…
なかなか拾われない桃は
大海原へ流れていきました
どんぶらこ…
どんぶらこ…
やがて時は流れ…
その大きな桃は
ある子供に拾われました
腐った状態で…
そして
子供が木の棒で
腐った大きな桃を
ぐぢゅぐぢゅすると
中から
しっわしわのおじいさんが
出てきました
おじいさんは
桃太郎と名付けられ
国の援助を受け
老人ホームで
まぁまぁ幸せに
暮らしましたとさ…
めでたしめでたし…
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