きっかけ

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またもや煩い人物が一人こちらにやってきた。 「なんだよ美穗、そんな嫌そうな顔すんなよ」 彼は笑いながら私の頭をぐしゃぐしゃにした。 (くそ…いつか…こいつを…。) そんなことを心の中で思いながら髪を直しつつ軽く睨み 「睨むな睨むなってお前が睨んでも怖くねぇしっ」 ケラケラ笑いながら彼はそう言った…あ…こいつはちなみに私の幼馴染みであり家がお隣さん…しかも親同士で仲が良い。 「ありえない…。」 私は頬杖をついて溜め息をついた。
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