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美樹はこの時を待っていた
胸が高鳴る…いよいよ来たのだ…
キーンコーン カーンコーン
「よっしゃあっ行くよーっ!!」
私は既に準備を終えてまるでこれからリレーでも始まるかのようなはりつめた空気の中
チャイムが鳴り直ぐ様教室を出て砂穗の居る隣のクラスへ向かった…
「砂穗っ!早くっ!行くよっ!」
砂穗のクラスは結構静かなため私の声は教室中に響き渡り
みんな一斉にこちらを見た
「バカだ…美樹…ι」
砂穗は呆れるように言ってしらんふりをした
「あー…ははは~…さーほーちゃん行こーう?」
教室へ入り砂穗のそばまで行きそれまで沈黙が続いていた
クラスもみんな様々な笑い方をして
帰っていったり帰りの準備をしていた
「お前バカだなぁー」
笑いながら私に近付く陰
「陸ーあんたまで笑わないでよっ」
すこしはずかし顔で私は陸に襲いかかり
「うわっ…危なーい…怪獣に殺されるー」
陸はその場から逃げて追い掛けてくる美樹のことをいつもとは違う顔で笑ってた…
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