STREET

俺は渋谷に着き、前にバトルした
クラブに向かった。

一時、歩くとクラブに着き、中に入った。

中に入ると椅子に
目的の四人のグループが座っており、
MCバトルをしたスキンヘッド男が
話しかけてきた。

「誰かと思ったらお前か。
何か用か？」

前と同じく、上から目線の発言をする
スキンヘッドの男に少々、怒りを感じる。

「お前らSTREETって店、知っとう？」

俺が質問すると、スキンヘッドの男から
嬉しい言葉が返ってきた。

「ああ、知ってるよ。
俺達もたまに行ってるし。」

「そこの店の場所
教えてくれん？」

そう言うと、前にこのクラブに
俺を連れて来た太った男が
真剣な顔をして言ってきた。

「教えてやってもいいが
後で後悔しても知らねえぞ。」

太った男がそう言ったが
今の俺にはそんな事は関係ない。

「そんな事はいいけん、
はよ教えろ。」

するとスキンヘッドの男が
はあ、と溜め息を吐きながら
椅子から立ち、俺に言った。

「案内してやるから
着いて来い。」