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意識朦朧と目覚めるとそこにはいつもと変わらない私の部屋だ。
…夢、か。
私にしては出来過ぎた物語。人が光となって消える事は無いんだけど妙に胸に残る
おもむろに瞳を閉じた。
でも、助けられた事には間違いないと思ったのは高熱が段々と下がっていって平熱にまで戻ったからだ
いくら薬が良いものだからといってすぐに効果が出るとは思えない
腕を掴まれた痕は無いけど感触はしっかり染み着いていた。勿論今は無くなった
…世の中には解明出来ないものがいっぱいある。
だけど、その謎を解明するのは自分だと思う
あの人が誰なのか、何者かはわからないけど私を助けてくれた人
そう思っても罰が当たらないと思いたい
…黒髪のお兄さん。本当に
“ありがとう”
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