2.一人

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あのあと、優の体は直ぐに冷たくなった 顔は真っ青で、少し微笑って(ワラッテ)るようだった 救急車が来て、病院へ行った もちろん優は死んでた 少ししたら優の家族がやって来た 医師から優の死亡を聞くと、みんな泣き出した 泣いてる姿を見ているのは辛くて… 全部、私が悪いんだ そう思った 私は血だらけの姿で廊下に放心状態のままつっ立っていた 優のお母さんとお父さんが歩いてこっちへ来た 「ありがとう…零ちゃん」 泣いてる私にそう言った
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