スマイル0円。

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ねぇ、知ってる? 風紀の雲雀恭弥が駅前のファーストフード店でバイトしてるんだって。 最近、そんな噂が校内で密かに囁かれている。 さらにそこでのヒバリさんは、ニッコリと爽やかに笑顔を振りまいているのだとか。 それを聞いた生徒は、うわー行きたくねーだとか、いやむしろ行きたいだとか。 それ以前に風紀委員長がバイトなんかしていいのかとか。 様々な意見が行き交う中、オレは機嫌が悪いのを隠しもせずに、不機嫌丸出しで机に突っ伏していた。 「よお、ツナ。どうした?機嫌悪そうだけど」 「…山本」 聞き慣れた声がして顔を上げたら、優しそうな笑みをを浮かべた山本が其処にいて。 何だか安心して吐息のような声が洩れた。 山本は何だか安心する。 ヒバリさんと一緒に居る時に感じる安心感とは違った種類のものだ。 (…お兄ちゃんみたいだから安心するのかな) 心の中で1人呟いた。  
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