スマイル0円。

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午後5時30分。 オレは山本と獄寺君(何故か付いてきた)と一緒に、駅前にある噂のファーストフード店の前まで来ていた。 ガラス越しにこっそりと店内を窺い見る。 「10代目、どうっスか?」 「うーん…人が多くて中がよく見えない…」 「直接中入れば?」 やっぱそれしかないのかなー…。 山本の言葉に、心の中で呟く。 主に学生達でごった返している店内は、一向に客の減る気配を見せない。 「入りましょう、10代目!オレがお供します!!」 「ちゃおっス」 「ぐはっ!!」 グッと拳を握って意気込む獄寺君を豪快に蹴り飛ばして優雅に現れたのは、赤ん坊の家庭教師。 「リっ、リボーン?!」 何でこんな所に?! 俺が聞くよりも先に、リボーンは俺を店内へと放り投げた。 「話は聞いてたぜ。ヒバリの所にはお前1人で行け」 「え、ちょっ…リボーン?!」  
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