スマイル0円。

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戸惑う俺の声を綺麗に無視して、リボーンは山本と若干負傷した獄寺君を引き連れて何処かへ行ってしまった。 「……何この展開」 急すぎる展開に呟いて深い溜め息を吐き、諦めたオレは店内の奥へと入っていく。 「1300円になります」 不意に、聞き覚えのある声が聞こえた。 低く澄んだ、深みのあるよく通った声。 間違いない。 オレが聞き間違えるはずない。 この声は…。 「……ヒバリ、さん…」 無意識の内に、足が声のした方へと歩いていく。 店内で一番混み合う、その中心へ。 「あ、あのっ…スマイルお願いします!」 「はい、ありがとうございます」 今時スマイル頼む人なんか本当にいるんだ、と思うよりも先に。 にこり、と綺麗に微笑むヒバリさんを見て、頭が真っ白になった。  
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