スマイル0円。

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「皆に笑いかける僕を見て、ヤキモチ妬いたんだ。違う?」 「違っ…」 違う、と言おうとして思い直す。 違わない、かもしれない。 確かにあの時、オレは他の人に笑いかけるヒバリさんを見て目の前が嫉妬とショックで真っ白になった。 ヒバリさんの背に、そっと遠慮がちに手を回す。 「…迷惑、ですか?ヒバリさんの笑顔を誰にも見せたくないなんて…オレのワガママ、ですか…?」 「まさか」 俺の問いに、ヒバリさんは即答してくれた。 「僕は縛られるのは嫌いだけど、君の独占欲は心地良いよ」 (独占欲って…) まぁ、間違いではないけれど。 少々恥ずかしいなと思いつつ、おずおずと顔を上げてヒバリさんを見る。 「あの…もう1つ、聞いていいですか?」 「うん、いいよ」 ヒバリさんが頷いたのを確認してから、意を決して口を開く。  
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