スマイル0円。

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「何で、バイトしてた事オレに黙ってたんですか?っていうかむしろ何でバイトなんかしてたんですか?」 「黙ってた、なんて人聞き悪いね。バイトしてるのか否かを聞かなかったのは君だろう?聞かれなかったから言わなかったまでの事だよ」 「う"…」 反論出来ずに小さく唸る。 言外に「聞いてくれればちゃんと答えた」という意味が含まれているからだ。 「アルバイトをしてた理由についてだけど、賭けをしてたんだ」 1つのはずの質問が2つになっている事には触れず、ヒバリさんは律儀に答えてくれた。 「賭け…?」 誰と? 不思議そうにヒバリさんを見ると、ヒバリさんは不敵な笑みを見せて。 「赤ん坊だよ」 そう言ってのけた。 「は?リボーンと?!」 驚くオレを「まぁ、落ち着きなよ」と宥めて、ヒバリさんは事の経緯を話し始める。  
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