17人が本棚に入れています
本棚に追加
あの日の夕陽が忘れられないから、俺はコートに立つのかもしれない。
灰、俺は絶対に約束を守るよ。
夢は叶わなかったけど、これだけははっきり言える。
お前は俺の、最高のパートナーだ。
いつまでたってもそれは変わらない。
お前が俺の手をひいて、俺がその手を信じた時から。
だから灰にも、俺のことを信じて欲しい。
ずっと変わらないモノもあるんだって、わかって欲しい。
なあ…灰。
俺たちって本当に良い友達だったかな。
いつだって俺はお前を信じて、その優しさに甘えてたけど、…お前はどうだった?
俺のこと信じてくれてたか?
俺に我儘言ったことあったか?
俺を頼ってくれたことが一度でもあったか?
……灰、俺初めて本当のお前見たとき、正直怖かったよ。
何も知らないでへらへら笑ってた自分が、情けなかったよ。
知らないでいることがこんなにも罪だなんて、教えてくれたのはお前だ。
…だから灰、俺が教えてやるよ。
変わらないモノ。
目に見ることは出来なくてもちゃんとここにあるんだってこと。証明してやるよ。
最初のコメントを投稿しよう!