桃太郎

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イケメンお兄さんとおばあさんがおったそうな。 イケメンお兄さんは町へ遊びに。おばあさんは川へ洗濯にいきました。 すると川上から、どんぶらこーどんぶらこーと、イケメンお兄さんとピチピチギャルを乗せたクルーザーが流れて行きました。 その後を追うように何の変哲もない大きな桃が流れていきました。 おばあさんの力ではとても拾うことができず、桃はそのまま川下へ下っていったそうな。 しかし、桃は自力で陸へあがりおばあさんのもとまで転がった。 よしよし、偉かったねぇ?さぁお帰り。 おばあさんは桃を再び川に流してやりました。 桃は諦めませんでした。 五回目の挑戦でやっとおばあさんを説得し、桃は無事おばあさんの家に到着しました。 道中、引きずられていた桃は、半分近くまで擦り減ったそうな。 亭主が帰ったら二人で食べましょう。 イケメンお兄さんの帰りを待つおばあさん。 イケメンお兄さんは一週間経っても帰らなかった。 すっかり痛んで腐った桃からめんどくさそうに生まれた赤ん坊に、おばあさんは桃トラマンと名付けた。 赤ん坊は土下座して改名を懇願し桃太郎と名付けられた。
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