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私たちの種を残すためには、「血」が必要。
しかしその血を持っているのは、
私たちの常識を遙かに越えた巨大生物
「人間~ニンゲン~」
が持っている。
下手に近づけば、命を落としかねない。
………獲物を発見した。
隙を見計らって………
今だ!
私はすぐさま、人間の肌にくっつき、
「血」の流れている管を探した。
まだ気づかない
次は麻酔薬を注入。
~この麻酔薬は、人間の体内にはいると肌の部分を腫れ上がらせ、痒さを引き起こす優れものだ。~
口を刺し、一気に吸い上げる………
『あいてっ。』
………気付いてしまったようだ
まだ大丈夫。今すぐ口を抜いて、逃げれば………
……口が抜けない?
人間の方をみる………
人間はにやけながら、攻撃の照準を私に合わせていた。
次の瞬間。
高々と構えられた手が私に向かって
振り降ろされた。
まだ死にたくない。
私の意識が無くなる。
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