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僕がそう叫ぶと、残り三人はしーんと静まりかえったかと思えば、いきなりケラケラ笑い出した。
「な、なんだよ…?」
不気味に思って三人を見れば、三人が見事に音を揃えて言う。
「「「今日は、日曜日だよ」?」」
「………ぇ?」
「だーかーら、今日は日曜日。学校は無い✨
可愛いなぁ、凍矢は。」
「え?」
慌てて携帯を開いて確認すれば、そこには日曜日の文字。
途端に顔が真っ赤になる。
「いくらなんでも、平日の朝から桐山ちゃんちにあがるわけないっしょ、ね、兄さん」
「んー、まぁな」
「まぁ…って、何!?
朝から、僕と凍矢の二人きりの甘甘新婚生活を邪魔する気だったの?😱」
「なにが、甘甘新婚生活だぁ💢!!!!!!!」
一人焦っていて恥ずかしいのを隠すようにそう叫んで、部屋を出ていく凍矢を見て、三人はまた、ケラケラ笑った。
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