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「…まったく、
人のことを馬鹿にして💢
なにが、"可愛い"だ。
なにが、"甘甘新婚生活"だ。あれ?新婚甘甘だっけ?
…ッて、そんなことどーでもいい!!!」
僕はとにかく、一人で突っ込みをいれたりしながら、苛々して、ぶつくさ言いながら家をでた。
出てきたは、いいものの…
来る時乗ったエレベーターに乗るにはカードが必要だが、カードは部屋に置いてきてしまっているので、今更取りに戻っても千鶴とかに会う羽目になりそうだ。
…そんなことをエレベーターの前で考えているとエレベーターのすぐ横に階段があることに気がつき、階段を使って降りていくことにした。
「まッ、五階くらいだし、楽勝楽勝ッ♪」
[15分後]
「ハァハァ…疲れた……💦」
そう、あろうことかたかが五階から降りるだけで、15分もかかってしまったのだ。
それもそのはず、一つの階にある部屋の高さは一つ一つが非常に高く、そのため、何段もの階段を下りていかなければ、一階には辿りつけない。
「何処のマンションに、こんな沢山階段があるんだよッ💢💢💢」
そんなことを吐き捨てながら、階段に腰かける。
現役高校生がこんなんでへばってていいのかなぁ…💧
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