004 『002』号室

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「…まったく、 人のことを馬鹿にして💢 なにが、"可愛い"だ。 なにが、"甘甘新婚生活"だ。あれ?新婚甘甘だっけ? …ッて、そんなことどーでもいい!!!」 僕はとにかく、一人で突っ込みをいれたりしながら、苛々して、ぶつくさ言いながら家をでた。 出てきたは、いいものの… 来る時乗ったエレベーターに乗るにはカードが必要だが、カードは部屋に置いてきてしまっているので、今更取りに戻っても千鶴とかに会う羽目になりそうだ。 …そんなことをエレベーターの前で考えているとエレベーターのすぐ横に階段があることに気がつき、階段を使って降りていくことにした。 「まッ、五階くらいだし、楽勝楽勝ッ♪」 [15分後] 「ハァハァ…疲れた……💦」 そう、あろうことかたかが五階から降りるだけで、15分もかかってしまったのだ。 それもそのはず、一つの階にある部屋の高さは一つ一つが非常に高く、そのため、何段もの階段を下りていかなければ、一階には辿りつけない。 「何処のマンションに、こんな沢山階段があるんだよッ💢💢💢」 そんなことを吐き捨てながら、階段に腰かける。 現役高校生がこんなんでへばってていいのかなぁ…💧
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