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最初は知らない人に話し掛けられたってこともあって、ちょっと警戒してたんだけど、守さんと仲いいって聞いたから、結構打ち解けてきた。
「ところで永岡さんは、何歳なんですか?」
「今年で21。まだ20だけどね、
それと、私のことは新でいいよ。
凍矢君は…高校生だっけ?」
「え、あッはい!新さん…
てか、20!!!??」
「ん?もっと、老けて見えた?」
いやいや、そーいう意味じゃないって…
だってさ、新さんがもうすぐ21ってことは、守さんや拓さんも20か21ってことでしょ?
そんな年齢で管理人って…
「クスクス…」
「ふぇ?」
横をみれば新さんが口をおさえて笑っている。
「…ごめん、ごめん。
なんか、驚いた顔が可愛くて…」
「新さんまで、可愛いって言う……」
さっき、可愛いって言われたことに腹をたてて長い長ーい階段をおりてきた僕にとって、"可愛い"は禁句だ!!
「みんなして可愛い可愛い言いやがって…」
おさまっていた気持ちがふつふつと、沸き上がってきた…
「あぁ、それで君は…」
そんな僕の様子を見て、新さんはわかったように頷く。
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