勝手に妄想話

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「…Σっ」 しみた。 「あ、ごめん!」 「いや、別に」 そらはまた続ける。 「あたしね、あの写真撮った日ね、要君のあの表情みて正直ドキドキしたんだ。あんな表情見たことなかったからさ、思わずびっくりしちゃってさ。いきなり飛び出しちゃってごめんね。驚いたでしょ?」 「まぁ、多少な」 そらのいきなりの発言に驚いた。 「それでね、気が付いたら自分の部屋に戻っててさ、ずっとその事ばっか考えてた。あたし、おかしいよね。別に付き合ってる訳でもない、ただの撮影なのに勝手にドキドキしちゃってさ。要君の気持ち知らないで1人で勝手に気持ちだけ先走っちゃってさ。あの後雨の中1人で公園で考えてたのよ。だから次の日風邪引いちゃったのよ。バカだよね。ホント」 そらは笑ってる。
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