勝手に妄想話

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「………」 そらは黙ってしまった。 「………」 俺もこれ以上何も言えなかった。 「…ありがとう」 数分後、先に口を開いたのはそらだった。 「今日ファンクラブの皆さんに連行された時、要君に助けてもらって嬉しかった。要君に来て欲しかったから。だから…その…」 そらは顔を真っ赤にしてる。 そんなそらがすごく愛しくて、抱き締めたくなった。 「その…あのね、えっと…」 俺はそらの腕を掴み抱き締めた。 「あ…「これ以上言わなくていい。わかったから」」 「…はい」 そらはそー言って俺の背中に手を回してきた。 「俺と…付き合ってくれるか?」 「…はい。喜んで」 やっとこの日がきた。 夢見てたこの日。 俺は人生の中で今日ほど嬉しい日はない。 やっと手にしたそら。 ずっとずっと大切にしてやる。 そらを俺色に染めてやる…。 俺は今までの想いを込めて、ゆっくりと、優しいキスをした。
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