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銀色の花飾りさして
前を通り過ぎるあなたを
横目に僕は何度でも
想い伝えず 馳せるばかり
夏香る 風鈴がなれば
君恋し 日々懐かしく
蝉時雨 足跡たどれば
遠き夢 また幻か
いつか見た 花火彩る
過ぎし 夏が僕を染める
さよなら 言葉が痛くしみて
もう 戻れはしないから
銀色の花飾りさして
前を通り過ぎるあなたを
横目に僕は何度でも
想い伝えず 馳せるばかり
夏香る 風鈴がなれば
君恋し 日々懐かしく
蝉時雨 抜け殻のように
遠き夢 儚く燃えた
いつか見た 花火彩る
過ぎし 夏が僕を染める
さよなら 言葉が痛くしみて
もう 忘れはしないから
銀色の花飾りさして
前を通り過ぎるあなたを
横目に僕は何度でも
想い伝えず 馳せるばかり
夕立ちが 君の髪をぬらし
透き通る素肌に 雫が落ちた
傘渡す 手は震えていた
「返さなくて良いから」
一言告げる
夕暮れが街を染め上げて
振り返ることはもうないから
通り過ぎた景色さえも
想いの中 留まるのです
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