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俺は全て話した
冒険している時に人形を蹴り飛ばして隣の家にぶちこんだこと
幼い少女の可愛らしい夢を打ち壊したことも
彼女は納得してくれた
何処から出したかわからない
でかいハリセンで俺の頭を叩きまくった。
そして、隣の家を指差して
「取ってこい」
「へ、へい」
俺はその場にあった
釣竿で少女の隣にあるテディベアを狙った
これでも釣りの経験はある
海で5mのホオジロザメを釣ったくらいだ
物理学的に考え無いでくれ
物理学的に不可能だから
すっと釣り針がテディベアに刺さる
「うりゃあ」
ぐいっと引っ張った
次の瞬間
ベッドごと飛んできた
向こうの家の壁を破壊した
そして、ベッドが途中で落ちる
ドシン
少女は起きない
そのままテディベアを釣り上げた
「壁壊したのは内緒ね」
彼女は唖然
目の前に
釣竿だけでベッドを持ち上げ、壁ごと破壊する輩がいるのだ
まず、怪物だ
もうファンシーな世界だ
SFだヨ
とりあえず
テディベアを輪切りにして風呂にぶちこんだ
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