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「‥ところで、氷雪会メンバーの詳細知ってるか?」
「─先ずは、素性から‥ですね。
えぇ、勿論存じています。」
すると月白は胸ポケットから、黒の手帳を取り出して述べ出した。
「書記の 東雲 梁 様。
家は有名な東雲財閥。そして叔父が極道・東雲組の組合長でもあります」
‥‥叔父が極道!!??
有り得ないだろ‥‥!!
それに東雲って言えば、反物(着物系列)企業を代表する大企業‥。
その叔父が極道‥‥!!
東雲組も一般人の殆んどの奴等が一度は耳にした事があるハズだ。
そこら辺の極道よりも格が上だったはずだ‥ι
「次は会計の 宝生 煉鵺 様。
家は宝石店を経営をしておられます」
宝生‥やはり宝石店の─‥‥。
叔父様もそこら辺の女にプレゼントする時に贔屓にしてたな。
雑誌・テレビに出るほどの知名度だったよな‥‥。
宝石等に興味の無いアタシでさえ知っている。
あー‥
そう言えば、前の学校で友達が言ってたっけ。
『欲しいけど、高くて買えない』
‥‥そんなに欲しいか、宝石が。
そうツッコみそうになったな‥。
取り敢えず、コイツもかなりの金持ち‥か。
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