∽姫としての役割∽

4/7
2965人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
「‥ところで、氷雪会メンバーの詳細知ってるか?」           「─先ずは、素性から‥ですね。 えぇ、勿論存じています。」           すると月白は胸ポケットから、黒の手帳を取り出して述べ出した。           「書記の 東雲 梁 様。 家は有名な東雲財閥。そして叔父が極道・東雲組の組合長でもあります」           ‥‥叔父が極道!!??           有り得ないだろ‥‥!!           それに東雲って言えば、反物(着物系列)企業を代表する大企業‥。         その叔父が極道‥‥!!         東雲組も一般人の殆んどの奴等が一度は耳にした事があるハズだ。         そこら辺の極道よりも格が上だったはずだ‥ι           「次は会計の 宝生 煉鵺 様。 家は宝石店を経営をしておられます」           宝生‥やはり宝石店の─‥‥。           叔父様もそこら辺の女にプレゼントする時に贔屓にしてたな。           雑誌・テレビに出るほどの知名度だったよな‥‥。         宝石等に興味の無いアタシでさえ知っている。           あー‥ そう言えば、前の学校で友達が言ってたっけ。         『欲しいけど、高くて買えない』           ‥‥そんなに欲しいか、宝石が。         そうツッコみそうになったな‥。         取り敢えず、コイツもかなりの金持ち‥か。
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!