∽姫としての役割∽

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「─‥と、それから」         月白は見ていた手帳を閉じる。           「‥なんだ?」           「余談になるようですが、昔から梁様と煉鵺様は仲が余りよろしくありません」             ‥‥へぇ‥‥。           「まぁ‥一応伝えましたからね」           ‥‥なんだ‥? 気になる言い方だな‥‥。           「‥‥ところで」           月白はそれを言うと、にこやかに口を開いた。         怖い‥ その笑顔、怖いぞ‥‥           「‥まだ何かあるのか?」           「これが一番大事な話ですよ。 ‥響古様がこれから姫様としてこなされる行事予定を発表致しますね」           「‥‥姫はやはり多忙か。 分かった。何をすれば良い?」           自分で引き受けた以上、引き下がれないしな‥。           それに、そんなにたくさんは‥         「良い心構えですね。   先ずは落ち着くまで氷雪会の皆様と交流して頂いて、学園に関わる書類の整理・学園に来られますお偉いさま方との交流会、それに学園の皆様に響古様の御披露目式を開催致します」           ‥待て 待て 待て。       忙しいだろうとは思っていたが、そんな大事な事をしないといけないのか!?         身が持たない‥ いや、以前ににこやかに言うな月白!!
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