過去の人

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        「………ッ!!」     「ハァハァ……また…夢。」     あの背中に手を伸ばした瞬間 視界は見慣れた部屋の天井へと変わる。       額には 薄ら汗が滲み 背中を冷たい汗が流れ落ちていく。   ゆっくり胸に手をあて 激しく鼓動を刻む場所をギュッと掴むように押さえる。     「………元、き……さん…」     、
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