地獄の幕開け

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十希弥「…何で、ゾンビが居るんだよ…」 十希弥はゾンビを空想の生き物と思っていた。 だが、今目の前に居るのは、バイオハザードに出てくるゾンビに、非常に似ていたのだ。 十希弥「…クソ。」 十希弥の手元には三つのカード… 一つ『戦う』 二つ『逃げる』 三つ 『ゾンビと和解する』💧… 十希弥「………これだ!!!」 なんと十希弥は三つ目のカードを選んだ。 そして、ゾンビに近づき。 十希弥「やぁ!ゾンビ君!災難だったね…僕に全て打ち明けくれよ!!何でも聞くから。…ニカ✨」 十希弥は、これ以上無いくらいの、爽やか笑顔で、喋っている。 もちろん そんな物聞くわけない。 ゾンビ「……ウゥゥウ…マ…ソ…ウ…」 ⚠ゾンビは喋りません、十希弥の妄想です。 十希弥「…うん。成程!!死にたいんだね!…ニカ✨」 十希弥の手から、三つ目のカードが破り捨てられ…… 十希弥「…君に決めた!!」 迷いがなく、十希弥が引いたのは二つ目のカード…… 十希弥の目から、急に殺気が漂いだした。 ゴゴゴゴ… 十希弥「死んでろ……ニヤ」 ヒュン 十希弥の放った蹴りは、綺麗にゾンビのこめかみに直撃した! ドメキャ!! ゾンビ「グハァ!」 ゾンビは凄い勢いで吹っ飛んで行った。 軽く時速70キロは出ているだろう。 バコーン そして、遠くのビルに衝突した。 ゾンビは息耐えた。 十希弥は片手で前髪をかき上げながら、呟いた。 十希弥「……フン…他愛もない。」 あ、ちょっとカッコイイかも。 そして、十希弥は、これから何処に行くか、考えた。 十希弥「……とりあえず、学校で流喜と詩穂に合流するか。」 十希弥は、学校へ走り出した。 襲い来るゾンビを殴り飛ばしながら…
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