禁忌

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──代わりに失ったのは 『声』 だった。 私の姿を知らない貴方が 「君は歌うように話すね」 とほめてくれた声。 でもいいの、 もうすぐあなたと会えるんだから。 人間にしてもらった代償なら惜しくない。 だって今や私の下半身は、鱗も鰭もないつるんつるんの 『足』
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