《始める前に》

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コンコン、(扉をノックする音) 「はい?」 ガチャ(扉を開ける音) 「ふっ、やっと会えたなブラザー」 「……いや、誰だよ」 「ん?あぁオレ?オレはあれだよ、ミスターX」 「いや、なおさら誰だ?」 「まぁまぁ、細かい事は気にするなジョニー」 「あぁ?ざけんな!俺はジョニー何て名前じゃねぇぞ?」 「いいや、お前はジョニーさ……何故なら、ミーが決めたからな」 「なんでテメェに決められなきゃなんねぇんだよおい!」 「それはな、作者の野郎がミー達の名前すら決めてないからさ」 「……あぁ、そう……って、それでもジョニーはねぇだろジョニーはよぉ!よく見ろオレを!どう見ても日本人じゃねぇか!」 「ヘィブラザー!ちゃっかり自分の見た目を言うのは無しだぜ!ミー達はもはや名前も無ければビジュアルすらも考えられてないんダ!ミー達の姿も本当の名前も読者にOMAKASE(おまかせ)だYo!」 「……お前のそのテンションすげぇ憎たらしい……てかそれだと俺の名前は皆からジョニーで定着されるのか?嫌だぞ俺はそんな名前」 「なんだって!?ヘイブラザー!全世界のジョニーさんに謝れ!」 「うるせぇなテメェは!だからオレは日本人だ!何で名前が外国風になるんだよ!」 「ヘイブラザー、何度も言うがお前が日本人とは限らないんだぜ?決めるのは読者さ」 「……ちくしょう、ムカつくな……てか待てよ、この短編集いくら駄作だからってこんな話し書いていいのか?一気に人気無くなるんじゃあ?」 「ヘイブラザー、元々この作者にファンなんてうまれねぇよ」 「まぁそれもそうだな」 「でろぉ?」 「お前何キャラだよ」 「ヘイブラザー、ミー達はそろそろ出番終了だぜ」 「あん?もう終りか、意外に早かったな」 「イヤ、遅かったというべきだずぇ」 「そいじゃあそのうち始まる短編でも楽しんでくれぃ」 「まぁ楽しめるものならNa」
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