1人が本棚に入れています
本棚に追加
ガララッ
ベランダのドアを開けると稟とあたしは入っていった。
「稟ってさあベランダ好きだにィ~」
あたしはぐだぐたと壁に寄りかかり爪を弄る。
「うん…」
長い髪を靡かせながらそっと呟くように言った。何見てんのかな…??
稟は何かに見とれている。
「稟~??何見てんのぉ??」
爪を弄りながら近付いていき稟が見つめるグラウンドを見た。
その先にあったのは男の子達がサッカ-をしているトコロだった。
「??稟ってサッカ-好きだっけ??」
相変わらず視線を反らさずぼんやりとグラウンドを見つめている。
「あッ」
稟が一人の男の子を目で追ってる…!!!
好きな子だよ!!
そう思い、誰なのか見ると隣のクラスに転校した人だった。
名前は…確か…??;;
そんな事はもぅいい!!汗
肝心なのは顔だッッ!!(最悪)
どんな顔だろ…??
ベランダの手すりから身を乗り出すと顔が見えた。
ドキン
ヤバイヤバイヤバイ!!
ヤバすぎ~!!
どうしようどうしよう!?どうしようどうしよう!?
恋に落ちちゃいました~…!!
最初のコメントを投稿しよう!