言えない秘密

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「苺花!!おはよ!!」 「稟!!おっはよ~!!」 朝、あたし達は毎日一緒に学校に行くんだ。 家が隣同士だからケンカしても嫌でも一緒に行くけどね。 あたし達は昨日放送していたテレビ番組の話で盛り上がっていた。 「それでさ~ボ-ルがねッ!!」 あたしが横を向くと稟がいない。 「あれ?」 前を向くと男の子と話している稟がいた。 「??り…」 その男の子は稟とあたしが惚れた転校生だった。 「……」 「苺花!早く行こ!!神田君もいいよね??」 神田君って言うんだ… 「え!?あッモチロン!!よろしくねッ神田君!!」 あたしはありったけの笑顔でわらいかけた。 すると神田君は 「よろしく。苺花。俺、神田恭弥。」(カンダキョウヤ) ドキン いきなり名前!? しかも笑顔で!! はう~~ッ!!(壊 「苺花でいい?俺、最初に聞いた名前で呼ぶんだ。だめかな?」 「え!!全然いいよ!!」 あたしは顔の前で思いっ切り手を振る。 「サンキュ。じゃ、俺、恭弥だから。名前で呼んでね。行こ。」 幸せ~!! あたしは稟が睨んでいるなんてその時は全く知らなかった。
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