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どんなに願っても、
時間は過ぎていって。
青かった空の色がオレンジ色になると、自然と涙が溢れた。
君に言わなきゃ、いけない事がある。
涙を止めようとすればするだけ、余計に涙が溢れた。
カッコ悪い、そう思いながら君と視線を逢わせる。
君は微笑みながら泣いていた。
でも、とても幸せそうな顔で。
少しの沈黙の後、どちらともなく口を開いた。
「「大好き。」」
僕が微笑むと、彼女もまた微笑んだ。
自分と同じ言葉を綴った声が妙に心地よい。
それと同時に、想いが通じていた事に嬉しさを感じた。
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