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シャニがやられた。
一瞬…ほんの一瞬のことだった。
アイツのコックピットに、敵にビームサーベルが突き刺さり、機体が爆発したのは。
《うぁぁぁぁぁぁあ!!》
コックピット内のスピーカーから、シャニの叫び声が聞こえた。
『シャニーっ!!!』
俺は声を出せるだけ出してシャニの名を呼んだ。
『…っ』
呼んだってシャニは戻ってこない。
そんなことは百も承知だ。
だけど。
呼んだらいつものように、
―なんだよ。
と言って、笑ってるんじゃないかと、期待してしまっている自分がいた。
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