2006年10月上旬

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そして、最終的にメンバーは14人になって 特指の日々は続いた。   ここからは、その時の彼女の話にする。   彼女は実際 俺が特指に入って 2週間足らずで 元カレと付き合い始めていた。 要は、俺は捨てられたと言うわけだ。 しかし、この時の俺が知るはずも無い。   俺は今まで付き合った中で唯一の年上の彼女で 一番大好きな彼女。 正直今でも たまに、思い出す。 彼女と出会った事は 俺の人生そのものを 変えたと思う。 凄くでかい存在。   彼女は元カレとよりを戻し 俺は、馬鹿みたいに彼女の事ばかり考えて 特指生活をしていた。   端から見たら ただの、カッコ悪いダサい振られ男だ。   俺は、自分の中で 二重の地獄を感じた。   10月30日は彼女の誕生日だった。 この時は、彼女の誕生日までに 特指を終わらせようと 必死だった。 まだ、気付いていなかったから。
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