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真緒「おはよ~。」
オレ「あ~、おはよ~」
声を掛けてきたのは
時田 真緒
オレ(紫藤 空)の幼なじみだ。
二人の関係は、マンガのタッチでいうところのカッちゃんがいない設定かな。
要は、家は隣同士、真緒は南ちゃんだ。
オレはというと………、
タッちゃんだったら申し訳ないか。どちらかといえばのび太くんかな。じゃあ、タッチじゃないや……(笑)
そんなのび太に真緒はいつでも優しい。
オレは小学生まではモテていた。運動神経抜群の成績優秀の出来杉くんタイプだった。バレンタインデーなんかはクラスの女子全員からチョコを貰うんじゃないかぐらいの勢いがあった。
が、しかし中学に入ってから身長が止まってしまい、身体能力で他の男子に抜かれていく一方だった。
勉強だけは負けまいと、必死に勉強をしたあげく目を悪くし、勉三さんみたいな眼鏡をかけるはめになってしまった…。
要するに、ガリベンのチビになってしまったのだ。
女子は中学に入り、先輩に騒いだり彼氏を作ったりキャッキャしながら、オレを視界に入れなくなっていた。
それでも真緒だけは昔と変わらず接してくれた。
そんな真緒はというと、中学入学のときはオレと同じ身長だったのに今では10㎝以上も真緒のが高い。しかも、最近バストはFカップまでになったらしい。(周りの男子の噂だが…)
ケツも出てきて、ミニスカな制服がさらにケツで押しあげられパンツが今にも見えそうだ。しかもかなりの美人だ。
並んで歩くと美人姉貴ができそこないの弟を叱咤してる感じだ。
実に情けない………。
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