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とまぁこんなダメ高校生だけど、一応県下の私立進学校の生徒だったりするわけで……中学受験を経てこの学校に入学したものの、野球漬けの毎日でロクに勉強せず成績をがた落ちさせちまったのです
それほど野球漬けだったのにも関わらず今ではあっさり野球を辞めて、友達と軽音楽部を作ってバンド活動をしている
人間の人生なんて分からないもんだ
どんなに本気だと思ってやっていても、あっさりと別のことを見つけて頑張りだす
そんな人間が、自分が嫌いだったりする
それでも変わろうとはしなかった
そんなところも自分はダメなやつだなと、笑えてくるのである
なんだかんだで俺は今が楽しくて、これでいいと思っているのだった
小さい頃から音楽は好きだったしバンドマンへの憧れもあった
だいたい俺はスポーツ向きじゃないなぁと薄々思ってたし(笑)
こっちの世界で上を目指すのも悪くないなぁ、なんて馬鹿げたことを考えていた
そんなことを考えたくなるほど、メンバーはROCKなやつらだった
むちゃくちゃで、それでいて繊細で、人とどっか違う思考をしてて、音楽には正直で、友達を大事にして
彼らには自分にない強い意思があった
自分はこうでありたい、そんなのROCKじゃねぇっていう
俺は彼らのそんなとこに惹かれたのかもしれない
彼らには日々勉強の毎日だ
まぁサマにはなってきたかな
まぁこんなところで俺の思出話はやめにしよ
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