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それから色々な言葉を教わる。 身近な物から、抽象的な物まで。 初めて知る物ばかりではあったけれど、すぐに頭に入る。 ナイル曰くあたしは『珍しく飲み込みの早い子』、らしい。 「これは『鏡』。見て、何が見える??」 カガミ…見える、物?? 「!!」 そこにあったものに驚き固まる。 それはナイルとは姿形が全く違う。 あたしが右腕あげるときは、『その物』も右腕をあげる。 口を動かせばその通りに動いた。 「これ、何??」 何も考えずに、意味のある言葉が出た。
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