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シグマ
「これは鏡の核だな。正確には転移石といい、もともと転移するのに必要なものはこれだけでいいんだが、これを媒体として特殊な鏡を発生させるどうやって鏡を発生させるかというとリフライト鉱石に魔華の汁、および…」
ヘル
「わかった…もういい…」
シグマ
「そうか…」
シグマは残念そうに頬をかいている。
ヘル
「ところで城に変える方法はあるんだろうな!?」
シグマ
「あるにはあるんだが、今は使えないぞ?」
ヘル
「ぬ?」
シグマ
「支配者が変わってしまったからな。昔は魔王様…つまりお前の父君が支配していたのだが、今は例によってシヴァルという魔族が支配している。そしてそいつが城への転移の鏡を使えなくしてるんだよ。」
ヘル
「何故だ?」
シグマ
「そりゃ自分の城に敵の侵入経路は残さんだろ」
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