始まりは…

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アヌビス 「おまえ仮にも魔王だぞ。そのくらい分かってろよ(笑)」 ヘル 「知るか!余は転移魔法しか使ってなかったんだ!仕方ないだろう!」 アヌビス 「でも歩いて行ったことはあるだろ?」 ヘル 「行ったことはあるが…そんなの何百年も前の話だ!」 アヌビス 「たまに歩かないと太るぞ(笑)」 ヘル 「ふっ、大きなお世話だ。だいたい余は太らん体質でな。」 アヌビス 「そうでごぜぇますか(笑)…………………おっ、着いたぞ。」 目の前には大きな扉がある。いたるところに花の飾りがあるのは親父の趣味なのだろう。 ―鏡の間― 扉を開けると数十個の鏡があったが、ほとんど割れている。 ヘル 「ん?久々に来たが模様替えしたか?」 アヌビス 「してね~よ。誰かがこの城から出ていく時に壊したんだろ。」 ヘル 「ふむそうか、後でなおしてくれ。」 アヌビス 「そんな金ないと思うぞ(笑)。」 ヘル 「まさか、金もなくなってるのか……………まあいい後でどこかで奪ってこればいい。」 アヌビス 「おっ、悪だねぇ(笑)」 ヘル 「ふっ、そうほめるでない。」
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