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時々聞こえるんだ
君の笑い声が
前ほど多くはないんだけど
それでも
秋風の匂いが僕に
あの海の公園へと
足を運ばせる
君は覚えてますか?
マグカップに注がれた
熱いコーヒーは
この季節の風と良く合う
苦味が香ばしさに変わる瞬間は
どこか君の優しさに似ている
僕は覚えてる
時々感じるんだ
君のもどかしさ
前よりももっと大きく
はっきりと
それでも
実感のない肌寒さは
僕を深い眠りに
連れていく
君は覚えてますか?
唇合わせたあの温もりは
君との季節を愛しくさせる
繋いだ手から感じる
君との会話
それは会話を越えた
二人の鼓動なんだ
僕は覚えてる
もう一度なんてない
だから素晴らしく
あり続けるじゃないかな?
でもね
ごめんねって
言えたら良いのになぁ
マグカップに注がれた
熱いコーヒーは
この季節の風と良く合う
だから僕は覚えてる
繋いだ手から感じる
二人の会話
それは会話を越えた
二人の鼓動なんだ
君は覚えてますか
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