《第二章》如月 翔

2/9
前へ
/88ページ
次へ
いつもなら直ぐに警備員か教師に連絡するのだがその日は特に連絡もしなかった。 見た感じこちらを覗いているのは高校生くらいの男子、なぜか知らないが学院内をじっと凝視していた。 そして……。 真実『……あっ』 (目があっちゃった…) 他人との交流を嫌っていた真実にとって非常に気まずい状況だ。 (どうしたらいいんだろう…。) 目があってしまってまだ五秒位だ。 真実が柄にもなくオドオドしているとその高校生は手を振ってきた。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加