開始

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僕の名前は 神堂 刃(しんどう じん)だ いつも、退屈でつまらない 毎日同じ事の繰り返し… 面白くもなんともない 毎日のように朝のニュースで殺人事件 学校でのありふれた授業 家に帰っても、いつもと同じ顔が並ぶ …つまらない ブルル……ブルル………… 携帯を見るとメールが来ていた To:死神 お前は死ぬ ―――――――――――― お前は、2010年2月1日12:03警察署内で、自分で自分を殺し、死亡 死神って(笑) 幼稚な悪戯だな。……にしてもよく考えてあるな。 明らかにデタラメだろうがな。 自分で自分を殺すって、自殺って言葉も知らないのか?こいつは……… ? 「まぁ、ある意味自殺だが、普通の自殺とは違うからな。そう書いたまでだ。」 刃 「なっ…!!誰だッ!!!」 ? 「俺か?俺はそのメールの送り主だ。」 そう言って部屋の隅から、出て来たのは… 黒い髪に裂けた口、目が飛び出し、全身黒い服。背中には羽らしきものが見えた。 刃 「うわぁッ!!なんなんだよッ!!お前!!」 ? 「送り主だと言ったろう?死神だ」 刃 「し、死神が僕に何する気だよッ!!」 死神 「何もしねぇよ。お前ら人間の勝手な妄想の死神なんて一人もいやしねぇよ。」 刃 「…そうだとしても、お前はここにきた。何の理由があってきた?」 死神 「ぁん?理由だと?んなもん退屈だからに決まってるだろ。毎日が同じ事の繰り返し。飽き飽きだぜ。」 刃 「ハハハ……!!面白い。どうやら、君と僕は似た者同士のようだ。」 死神 「んなことより、お前は俺が宣言した通りに死ぬ。だが、お前は俺のチカラが備わる。まぁ限度はあるがな…。それで、残りの人生を楽しめ……、ヘヒャヒャ…」 刃 「ククク……ありがとう。死神よ。これで毎日が楽しくなりそうだ。」 死神 「忘れてたな。俺の名前はジンだ」 刃 「ますます、似てるな…。僕の名前も刃だ。」   ククク……ハハハ………!!!! 死神の時間が今、始まる―――――
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