序章

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9月18日 S高校のグラウンドの隅に一冊のノートが空から落ちてきた。 理科の実習でグラウンドに出ていた3年G組の中に一人だけそのノートの存在に気付いた。 森下史哉である。 森下「誰のノートだ?アン…ハッピーノート?」 そのどこにでもありそうな黒いノートの表紙にはUNHAPPY NOTEと書かれていた。 森下「名前は…無しか」 森下は教室に持って帰り,鞄にしまっておいた。 ―昼休 森下はいつものようにクラスメイトにいじられていた。
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